医師による定期検診
気づかないまま進行する歯周病だからこそ、発見が遅れやすい!

医師による定期検診を受けて早期発見・早期治療を

関野愉 准教授

(回答者)
日本歯科大学 生命歯学部
関野愉 准教授

Q歯周病が治ったあとに、定期健診を受ける必要はあるでしょうか?
A(関野先生)
関野愉 准教授

いったん口の中がきれいになっても、歯周病は再発する恐れがあります。年に少なくとも3〜4回はメンテナンスを受けたほうがよいですね。
歯を失うリスクを減らすためには大切です。
欠かさずブラッシングを続ける意欲や、規則正しい生活習慣を維持するためにも、定期健診を受けることは有効ですよ。

Q歯周病治療を受けたことがない人も、定期健診を進めるのはなぜですか?
A(関野先生)

歯周病は、痛みや腫れ、ぐらつきの症状が出るころには相当悪化している病気なんです。定期健診を利用することで早期発見もできますね。
それから、歯周病を予防するために正しいブラッシング方法をじかに教えてもらえる点も大きなメリットです。

歯科ドックの定期健診が受けれる歯科医院を探そう

Q健康診断のために人間ドックを受ける人は多いですが、口の中は診察してくれませんよね?
A(関野先生)

今まではそうでしたが、歯科と医科が連携をとるように少しずつ変わっています。たとえば、「日本歯科人間ドック学会」という歯科ドックを紹介する団体が登場しています。こうした学会の検索サイトを利用するのも一つの方法だと思いますよ。

日本歯科人間ドック学会から歯科ドックを探す

Qでは歯科ドックを歯科医院で受けるなら、どこの歯科医院でも同じですか?
A(関野先生)

歯周病を専門に取り扱う医院で受けることをおすすめします。近所に見当たらない場合は、都道府県別で探せる「歯周病学会」のWebサイトから所属医院・認定医を探してはいかがでしょうか。

歯周病学会から所属医院・認定医を探す

少なくとも1年に3〜4回は
定期健診を通して歯と歯茎の状態をチェックしましょう。

歯周病を医師が進める定期検診について歯周病なるほどnetは医師の協力いただいて発信しています。